10月後半から末まで,史料調査とシンポジウム,学会に忙殺されました。行ってきたことは下記の通りです。
史料調査
(1)松尾大社所蔵史料:10/20-22
毎年春または夏,および秋の2回,史料調査を行っています。
(2)静嘉堂文庫美術館:10/25・26
今回初めて参加した史料調査です。共同利用・共同研究拠点の一般共同研究で進めている静嘉堂所蔵古写経群に対して,料紙研究の協力を行うこととなりました。奈良時代や平安時代の経典を多数見せていただきました。こちらも現在解析を行っているところです。
30日は縄文時代のマメに関する一般公開シンポジウム,31日は研究発表が行われました。今回の研究発表では,学術変革領域研究(A)「中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ」の計画研究A02班で進めている内容をポスターで紹介しました。
シンポジウム
10/29(金)に,人文学・社会科学のデータに関するシンポジウムを行いました。
シンポジウムでは,研究データの長期保存・利活用に関する報告の後,今後のあり方について報告者・聴衆との間で議論が行われました。オンライン配信でしたが,150を超えるご参加をいただきました。
第36回日本植生史学会大会
10/30・31に,第36回日本植生史学会大会が開催されました。30日は縄文時代のマメに関する一般公開シンポジウム,31日は研究発表が行われました。今回の研究発表では,学術変革領域研究(A)「中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ」の計画研究A02班で進めている内容をポスターで紹介しました。
現地とオンラインのハイブリッド形式で行われましたが,オンラインでのポスター発表は対面と異なって,議論の発展が難しく感じられました。
来年の大会は奈良文化財研究所で開催されます。次回は対面で行えるとよいなと思います。
渋谷綾子・神谷嘉美・南武志・飯塚義之・石田智子. 威信材から読み解く古代中国の生業:環境復元のための物質文化研究. 第36回日本植生史学会大会, 2021年10月30日・31日,ポスター(オンライン).
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