研究発表2件

2月15日・16日はIMAA2020(Integrated Microscopy Approaches in Archaeobotany 2020)へ参加し,研究発表(ポスター)を実施してきました。














Shibutani, A. 2020. How Does Archaeobotanical Analysis Trace the Origin of Historical Resources? 4Workshop on Integrated Microscopy Approaches in Archaeobotany 2020. University of Reading, UK. February 15-16, 2020.

私は昨年のIMAA2019に参加以来2回目の参加です。オーガナイザーの方がたには唯一の日本人研究者として記憶されていたこともあって,さまざまなご教示をいただきました。

今回も午前は研究発表,午後は顕微鏡のラボセッションが行われました。ラボセッションでは,希望者によって蛍光顕微鏡の使用方法と分析の特性について学ぶ時間が設けられました。

さらに今回は,レディング大学の植物標本室(Herbarium)の見学ツアーもありました。 特に,植物標本室ではレディング大学の創立以来,世界各地で収集・保存してきた標本の一部を見ることができました。


 





























研究発表に関しては,私がデンプン粒分析を行っていることもあって,ヨーロッパと日本の共同研究を行おうという誘いを受けました。古文書料紙については,歴史資料の修復を行っている研究者を紹介していただくことになっています。

なお,IMAA2020の研究発表要旨は公式ウェブサイトで公開されています。

2月22日(土)は,近江貝塚研究会第316回例会で研究発表を行いました。1年に1度,この研究会でその年に進めてきた研究成果を報告することは,私の研究活動の重要な位置を占めています。今回も多くのご意見・ご教示をいただくことができました。関係者の方がた,ありがとうございました。

渋谷綾子. 古文書料紙の科学研究:植物素材の選択と変遷を中心に. 近江貝塚研究会第316回例会, 於:滋賀県埋蔵文化財センター,2020年2月22日.

コメント