2017年8月15日

DH2017

8月8日(火)~11日(金),カナダ・モントリオールのマギル大学で開催されたDigital Humanities 2017 (DH2017)へ参加してきました。

人文情報学の分野のトップカンファレンスであり,年1回開かれています。今回,総合資料学のシステム紹介を行う目的で,ポスター発表を行いました。





大会組織委員会によると,今回の学会では世界各国から約890名の参加があったとのこと。期間中,毎日8時から17時ごろまで同時に20以上のセッションが進行されるような,非常に大きな学会でした。




ただ非常に残念なことに,会場や周辺情報を記した地図や紙媒体のプログラム,ポスター発表の会場情報が共有されておらず,スタッフもほとんどつかまりませんでした。その結果,私を含めた大多数の参加者が戸惑う場面が多々見られ,一部混乱を生じていました。

昨年まではコングレスバッグやプログラム,会場案内図が配布されていたとのこと,地元大会組織委員会のありかたや運営方法に疑問をもってしまう状況でした。














ポスターセッションは8月9日(水)夕方に,マクレナン図書館で行われました。 










Makoto Goto and Ayako Shibutani. 2017.Linked Data and IIIF for Promoting Open Science of Historical Research Resources in Japan.



















多くの方がたに興味を持っていただき,システムの公開時期や手法などについての質問を受けました。今後の総合資料学の研究活動へ役立つような情報もいただくことができました。

セッションの合間をぬって,博物館や植物園などの見学も行いました。































DH2017は私にとって初めての人文情報学の国際会議参加でしたが,大変有意義な時間を過ごしました。今後の研究活動に取り入れたいと思います。

2017年7月30日

総合資料学:和紙の研究

7月29日(土)は,第285回近江貝塚研究会で発表を行いました。

渋谷綾子. 2017. 混雑物分析を用いた文書料紙の調査研究:形態的史料情報の共有化への試み.

今年2月から始めている料紙の調査について,現在までの研究経過と今後の方向性について報告を行いました。




発表1時間,討論1時間という非常に充実した時間を過ごすことができ,また,研究計画,特に研究のインパクトについて,たくさんのご教示をいただきました。共同研究などへ活かしたいと思います。

おまけ。帰りはStar Warsの飛行機でした。



2017年6月12日

日本文化財科学会第34回大会


6月10日・11日,東北芸術工科大学で開催された日本文化財科学会第34回大会に参加,ポスター発表を行いました。

私は総合資料学で進めている古文書料紙の分析調査について報告しました。


渋谷綾子. 2017. デジタルマイクロスコープによる古文書料紙の検討:「総合資料学」における文理融合型研究の試み. 日本文化財科学会第34回大会研究発表要旨集. pp.136-137, 日本文化財科学会.

多くの参加者から質問や意見をいただいたのみならず,学会表彰としてポスター賞をいただきました。

総合資料学のプロジェクトで,また,始めたばかりの紙の調査で賞をいただきましたので,国立歴史民俗博物館の総合資料学を文化財科学の学会に少しでもアピールできたのではないかと考えます。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。