2017年12月7日

ゲッティ研究所副所長講演会

12月6日(水),ゲッティ研究所副所長のキャスリーン・サロモン氏による講演会があり,参加してきました。

講演は「視野の拡大に向けて:ゲッティ研究所と美術研究情報の国際的発信」と題し,ゲッティ研究所図書館の歴史,現在の世界的な取り組みの紹介や情報発信の国際動向についてのお話でした。




総合資料学のプロジェクトとも関係しているため参加しましたが,デジタルを駆使した情報発信を積極的に進める研究所の取り組みの凄さに,直接の専門ではない私でも非常に圧倒された思いでした。現在,日本チームが計画している事業とどのように連携をはかるか,多くの宿題をいただいた気がします。

第32回日本植生史学会大会




12月2日(土)・3日(日),第32回日本植生史学会大会へ参加,ポスター発表を行いました。

2日(土)は公開シンポジウム「環境と稲作と中国文明―総合稲作文明学へのアプローチ―」が行われ,科研の共同研究メンバーが現在までの研究成果を講演しました。

残念ながら,パネルディスカッションは設けられておらず,シンポジウム全体が講演会的な形式となりました。ただ,現在進められている研究がどのような研究上のインパクトをもつのか,提示する機会となったかと思います。

3日(日)は一般研究発表が行われ,私は科研の成果をまとめたポスター発表を行いました。

渋谷綾子・劉斌・王寧遠・陳傑・宋建・岡崎健治・板橋悠・中村慎一. 2017. 歯石の残存デンプン粒からみた長江下流域新石器時代の植物食:良渚遺跡群と広富林遺跡を中心に.

ポスターセッションでは,各発表者が2分間のライトニングトークを行った後,それぞれの担当時間に解説を実施しました。私たちのポスターに関しては,「デンプン粒が無い(遺存状態が悪い)」結果からどのようなことが導き出せるのか,たくさんのご教示をいただきました。

来年の大会は滋賀県立琵琶湖博物館が会場となります。

2017年11月30日

畑作シンポ(報告)

11月25日(土),シンポジウム「アイヌの畑作農耕を探る」④が北海道伊達市噴火湾文化研究所で開催されました。

横山英介先生の趣旨説明に続き,私を含めて7名が事例報告や研究報告を行いました。

私は,有珠町のカムイタプコプ下遺跡から見つかった畑跡の作物痕跡について,土壌サンプルから検出した残存デンプン粒の報告を行いました。























討論では,北海道における畑作の年代がどこまでさかのぼるのか,作物の証拠は何か,などがテーマとなり,報告者・会場で深い内容の議論がかわされました。

今回のシンポジウムの各報告は原稿化され,来年3月に刊行される予定です。