追悼

ここに書くかを迷いましたが,日本の植物考古学に関係する事柄ですので,改めて明記いたします。

2019年7月10日午後,私の大事な親友である細谷葵さんがご病気で逝去されました。

本件は7月12日(DH2019最終日)にご連絡いただきました。実は私の誕生日である7月4日に,ご本人から祝福のメッセージを直接いただいたばかり,突然のことに哀しみがあまりに大きすぎて心の余裕なく,学会関係者の方がたにはきちんとご挨拶できずに,大変失礼いたしました。

今でも喪失感は非常に大きいですが,現実を少しずつ受け入れています。私を心配して直接ご連絡くださった方がた,誠にありがとうございました。

2004年初夏,英国ブラッドフォード大学の指導教官ジル・トンプソン先生の部屋でお会いしてから現在まで,調査や研究だけでなく,プライベートでしばしばお会いしていて,何か悩んだ時最初に相談するのが彼女でした。いっぱい笑って,愚痴もいっぱい言い合って,これまでずっと一緒にやってきた大事な仲間です。

彼女が成し遂げた多くのこと,無念にも残さざるを得なかったことを,研究仲間の方がたとともに,私もしっかり受け継いでいきたいと思います。後ろを向かず前を向いていくことを教えてくれた彼女へ,少しでも恩返しになるでしょうか…

植物考古ネットワークでも広く知らされるようになりましたが,お子さんが小さいですし,ご家族も深いお哀しみのところですので,皆様のご配慮をお願いいたします。

謹んで葵さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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