2016年11月6日

依頼調査:大鹿窪遺跡と滝坂遺跡

縄文時代遺跡の発掘調査で出土した石皿,磨石類の調査をしております。どちらも中央大学の小林謙一先生を通じた依頼調査です。

10月25日(火)富士宮市大鹿窪(おおしかくぼ)遺跡:草創期
調査は来年度も継続されます。今回は出土した石器の周辺土壌を採取し,石器と併せて分析します。

 







 
11月6日(日)三鷹市滝坂(たきさか)遺跡:早期
こちらの調査も来年度も継続されます。今回は住居の床面や炉跡から出土した石皿と磨石類の周辺土壌を採取し,後日取り上げられた石器と併せて分析する予定です。






これらの石器や土壌から残存デンプン粒を検出するかは不明ですが,コンタミネーションの検討も実施できることになります。機会があればまたご報告いたします。

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以下は調査とは直接関係しません。

今回の調査でお会いした方の中には,残存デンプン粒分析を「脂分析」と同じものと誤解されている方がおられました。

残存デンプン粒分析が日本で始まってからすでに12年経ちます。しかし依然として,研究方法や成果が知られていないことに気づかされました。分析関係の論文や調査報告も出していますが・・・。

今回の2遺跡の調査によって,さまざまな立場の人たちに残存デンプン粒分析を広く知らせていくこと改めて認識しました。このことは私たち分析に携わる者の課題だと思います。

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