「考古学の民族誌」研究会


6月25日(土)・26日(日)に,共同研究「考古学の民族誌」の研究会に参加・報告を行いました。今回のテーマは「考古科学を理解する」で,下記ゲストスピーカー2名と報告者3名でした。

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ゲストスピーカー
・ 藤尾慎一郎(国立歴史民俗博物館教授,日本考古学)
・ 後藤真(国立歴史民俗博物館准教授,人文情報学・総合資料学)

話題提供](共同研究メンバー,報告順)
中村大,寺田鮎美,渋谷綾子,寺村裕史

テーマの趣旨
現代の考古学において,さまざまな自然科学の考え方や手法は必要不可欠なものである。一方で,急速に増加し高度化した技術を最大限に利用することも求められてきている。今回の研究会では,ゲストスピーカーとして藤尾慎一郎氏と後藤真氏に講演をしていただく。藤尾氏には「考古学者が自然科学の分析データをどのように展示へ利用するのか」という視点からの講演を,後藤氏には「人文情報学は何を試みようとしているのか」とともに現在のプロジェクトに関する講演をしていただく。さらに,考古科学の研究やその展示に携わるプロジェクトメンバーから各自の研究分野に関する話題を提供してもらう。この回では,考古科学におけるさまざまなデータの生成過程,ならびにデータの生成方法が世界を体系化・分類する際に生じる誤解などについて議論を行いたい。
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出席者は通常よりは少なめでしたが,さまざまな議論が行われました。次回は秋に開催予定です。

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