金沢会議

8月21日(金)は,金沢市で新規研究の会議が行われました。

新規研究は科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型)「稲作と中国文明―総合稲作文明学の新構築―」(研究代表中村慎一)で,計画班が5つあります。私はその中の「高精度年代測定および稲作農耕文化の食生活・健康への影響評価」(計画班代表:米田穣)に研究分担者として参加します。

今回の会議では主に,研究メンバーの顔合わせと全体計画の討議が行われました。さらに,9月中旬から下旬にかけて,中国の田螺山(でんらさん)遺跡や良渚(りょうしょ)遺跡群への第1回調査を行う予定です。

なお,プロジェクトでは日本で残存デンプン粒分析に携わっている上條信彦氏(弘前大学),西田泰民氏(新潟県立歴史博物館)と私の3名が参加しています。それぞれ計画班と調査の対象が分かれます。このように大きなプロジェクトで,残存デンプン粒分析が取り上げられるのは日本では初めてのことです。どのような成果を得られるのか,とても楽しみです。

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