2014年6月15日

SEAA6:報告2

6月9日(月)
  • 13 Patterns of Craft Production Since Neolithic Times and China Part 1
  • 16 Patterns of Craft Production Since Neolithic Times and China Part 2
No.13では稲作に関連した犂形農具,塩の生産,馬匹生産システム,農具,水牛骨製鋤,手工芸生産システムに関する報告が行われました。No.16のトピックは玉の紐,組紐,北ベトナムの環状製品,トルコ石製品,屋根瓦,施釉器に関するものでした。 

植物考古学を専門とする1人として,これらの報告,特に中国の犂形農具や稲作に関わる道具,馬匹生産の報告に興味を持ちました。私のように,ヨーロッパからの植物考古学者も興味を抱いたようで報告者たちに多くの質問を投げかけていました。ただし,これらの議論を聞いた限りでは,彼らは私たち外国の考古学者たちが中国では常にいくつかの研究上の制限に直面しているということを理解していないようでした。

これら2つのセッションは面白かったのですが,いくつかの状況で私は不満を持ちました。議論の時間で,研究者の中には質問に英語で的確に答えることができないため,中国語で質問に応じていました。しかし,私には中国語での議論がまったくわかりませんでした。 

私のように,参加者の中には中国語を話すことも理解することもできない人がいました。しかし,誰もこれらの議論を的確に通訳することはありませんでした。参加者全員のために,中国語の議論の主要部分だけでも英語に通訳する必要があったのではないかと思います。

6月10日(火)
  • 19 Mobility, Subsistence, and Interaction on the Eurasian Steppes
セッションでは遺跡の営みや季節的な移動,青銅製品,土器,デンプン質作物,文化的交流,乗馬,バイカル地方や東モンゴルの新石器時代遺跡,動物骨の分析に関して報告されました。

季節的な移動やデンプン質作物に関する報告が興味深かったです。私の残存デンプン粒研究を進める上でいくつかのアイデアを得ることができました。
  • 22 Subsistence and Domestication from South to North
細谷葵氏と私はプロジェクトの現在までの研究成果を報告しました。セッションはSEAA6の採集セッションであり,日本人研究者を含む多くの研究者がすでに帰宅していました。彼ら自身の事情も理解したうえで,あえて,彼ら,特に日本の研究者には日本考古学の研究を進めていくためにも,これらの発表を聞いて報告者たちと議論してほしかったと思いました。

その理由は,私を含めて報告者はみな,アジアにおける栽培化や食に関する最新の科学的な研究成果を提示したからです。もちろん,中には非常に限定的なトピックを強調する報告もありました。しかし,私たちの報告をのぞいてこれらの報告では,人間の生業活動や植物の栽培化を検証するために,基本的でありつつも新しい観点が提示されました。

ともあれ,私にはこのセッションはとても興味深かったのですが,次の大会(アメリカのハーバード)では主催者たちにはもっとタイムテーブルを適切に考えてほしいと感じます。

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SEAA6での写真は後で載せる予定です。

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