縄文土器の分析:下宅部遺跡

ただいま,東京都東村山市に出張しています。

今回は,
国立歴史民俗博物館の共同研究「縄文時代の人と植物の関係史」の私の担当としてサンプルを採りに来ています。場所は八国山たいけんの里サンプルを採っているのは,東京都東村山市の下宅部遺跡(しもやけべいせき)から出土した縄文時代後・晩期の土器付着植物遺体です。以下,作業風景をご報告。

土器の分析試料も石器と同じ採取方法です。

(1) サンプルを採る準備









(2) 土器表面を観察して採取箇所を決め,その場所に精製水を含ませる











(3) 浮かびあがった液体を採り,サンプルチューブに入れる










今日は7点の土器片からサンプルを採りました。明日も継続する予定です。はたして,どれだけの残存デンプン粒を検出できるのでしょうか?

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