2006年10月24日

メモ:縄文フルーツ

不思議に思っていることがあります。

縄文遺跡からしばしば植物の種実や殻などが出土していますが、縄文時代の人びとは一日の食事でどれぐらいの植物を摂っていたのでしょうか。

生で食べたり、加熱して食べたりするのが多かったと思います。さらに、ヤマブドウ(Vitis coignetiae) やニワトコ(Sambucus racemosa subsp. sieboldiana)の種などから、縄文時代には酒造りがあったと言われています。天日で乾燥させた保存食もあったと思います。

住んでいた環境や季節によって摂取量は変わるでしょうが、縄文時代の人びとは一日にどれぐらいの植物性の食物を摂っていたのでしょうか。

人骨の理化学的な分析などでわかるかもしれませんが、とても興味があります。

下は縄文食解説リーフレットの記事で、トラックバックさせていただきました。

縄文食解説リーフレット5 縄文フルーツ

2 件のコメント:

  1. 直接植物のことではありませんが、以前里浜貝塚の糞石の分析によって、糖質、蛋白質、脂質からビタミン、ミネラルに至るまでの一日あたり摂取量が提出されたことがありました。
    「残存脂肪酸分析」によるものでしたが、この方法には多くの問題があり、山口さんの論文 http://www.komakino.jp/yamaguti-ronbun/yamaguti-ronbun.html で徹底的に批判されたのはご存じの通りです。
    脂肪酸分析は、これ以外にも考古学者の希望に添ったデータをたくさん出してくれるマジカルな方法でしたね。
    魔法を使わずに、まじめに遺跡の中から食の「量」を考える手がかりを探そうとすると、これは難しいです。
    出土種実の量を「食」の量と関連づけるには、その出土状況がどんなに良いものであったとしても、いくつもの仮定を重ねなくてはなりませんからね。

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  2. ご教示ありがとうございます。

    私も食の「量」についての手がかりを遺跡の中から探すのは難しいと考えています。

    食の「種類」についても同様ですが、考古学を含めたさまざまな学問分野の研究方法によって、昔の食の実態を少しでも明らかにすることができればいいなと思っています。

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