1月26日(土),関西大学博物館で考古資料の調査を行いました。
今回の調査は,国立歴史民俗博物館の「『聆涛閣集古帖』の総合資料学的研究」の一環です。関西大学博物館の所蔵資料の中に,聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)の図に記された資料と同じものがあるとのことで,今回はそれらの資料を実見する調査です。私は以前,関西大学博物館で資料目録データベースの基盤作りに携わ,その際に博物館の全資料2万点超を実見した経験から,オブザーバーとして参加しました。
結果として,聆涛閣集古帖に描かれた資料と同じものが関西大学博物館の資料,つまりは本山彦一コレクションに存在し,確認ができました。
資料調査では,私がかつてデータベースの基盤作りで作成したカードを見つけ,すべてのカードが残されていることを知りました。過去に行った仕事が現在につながっていることに対し,非常に感慨深く感じました。
今回の成果は次の展開として,関西大学博物館の資料目録データベースと総合資料学情報基盤システムkhirinを,聆涛閣集古帖の資料を通してつなげていくことになります。
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