4月18日(土),19日(日)は考古学研究会第61回総会・研究集会に参加しました。今回のテーマは「学際的アプローチと考古学研究」で,環境変動と考古学研究,自然科学分析の新しい研究,人間活動,水田遺跡,古墳時代研究,災害史の講演・研究報告が行われました。
興味深い内容でしたが,私にとって残念に感じた点があります。それは,どの発表も「考古学研究における学際的アプローチ=自然科学分析とのコラボレーション」というとらえ方が主流だったことです。
学際研究とは,単に考古学と自然科学分析の二項関係だけではなく,ある研究目標(あるいはテーマ)に対して幅広い分野から検討することと,私は考えます。自らを振り返って考えさせられた2日間でした。
また,今回は昨年行った会員の「考古学における国際化」に対する意識調査の結果をポスター発表の形で報告しました。
昨年の研究集会が「国際化」に焦点をあてたものであったため,別の機会,あるいは別の学会ではどのような結果が得られるのか,興味を持ちました。
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